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2005.04.05 Tuesday

人にはマルチなお仕事はむりなのか?

マルチタスクで人間の知力が低下する?--情報化時代のアイロニー

ZDNet japanの記事です。
Dr. Edward Hallowellは、過去10年以上にわたって注意力欠如障害(Attention Deficit Disorder:ADD)の研究を続けてきた精神科医だ。同氏はADDに関連して発見した別の問題--注意力欠如特質(Attention Deficit Trait:ADT)と同氏は呼ぶ--が今、企業社会のなかで大流行しつつあるという。ADDと違い、ADTは先天的なものではない。これは現代の職場環境の産物だと同氏は主張する。コンピュータや電話、そして他のさまざまなハイテク機器から、絶え間なくしかも容赦なく情報が流れ込んでくるために、人の知力が弱まったり、ADTになってしまうというのだ。


所詮人間の脳はマルチタスクしてないのに、流れ込んでくる情報を処理しようとしてオーバーフローしてしまう…って事なのかな?このADTになってしまうと仕事の効率が落ちたり、創造性が無くなったり、いらいらしたりとろくなことはなさそうであります。さらに追い詰められていくと「サバイバルモード」に突入して思考が二者択一的な思考になってしまうと。
仕事をするに当たって、こんな状況になってしまってはろくなことにならないだろうというのは想像がつくわけで、こうなる前に何とかしないといけないんでしょうけれど。元記事の後半で
この分野で最も大きな苦しみを味わっているのは、技術オタクの創造力を持たない人たちで、彼らは単に力ずくで進んでいるだけといえるでしょう。

とあるんですが、これはこだわりや趣味的な深い洞察なしに技術や情報をそのまま受けてしまって、そこに楽しみや遊びを持てないような人って事なのかな?どんなことにもこだわりや意義を見出せる(見出してしまう)オタク的能力があればこそあふれる情報を捨てていけるのかも。

…ところで、うちの事務所、「先週の金曜日なにしてたっけ?」とか誰かが質問すると皆でしばらく考え込んでしまって、なかなか答えがでてきません(笑)事務所の皆でADTになってるんだ。うん。きっとそうだー。

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